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初心者のゴルフ場選びは「コース高低差」欄を見る|48施設を調べて分かった3つの判断材料
はじめてコースに出る前に、こう考えて怖くなる方は多いと思います。「下手すぎて同伴者に嫌われないか」「後ろの組に迷惑をかけないか」。実際、この不安でラウンドそのものが億劫になってしまう人もいます。
そこで、全国8つの都府県から48のゴルフ場を選び、各施設が公開しているコース情報と注意書きを実際に読んで集計しました。分かったのは2つです。ひとつは「初心者向けかどうか」をゴルフ場はほとんど書いてくれないこと。もうひとつは、ゴルフ場が実際に問題にしているのは「うまい下手」ではなかったということです。
■ 「初心者歓迎」と書いてあるゴルフ場は、48施設中2件だけだった
まず身も蓋もない結果からお伝えします。48施設の案内文を読んで、初心者について何か書いていたのは2施設だけでした。割合にすると4%です。
つまり「初心者OKと書いてあるコースを探す」という探し方は、ほぼ成立しません。書いていないコースが96%を占めるので、書いていないこと自体は何の情報にもならないからです。自分で別の項目を読んで判断するしかない、というのが出発点になります。
ただし、その数少ない2件が非常に参考になりました。順に見ていきます。
■ 嫌われる条件は「下手」ではなく「遅い」だった
1件目は箱根くらかけゴルフ場(神奈川)です。このコースは、プレーの進行について次のように書いています。
「プレー時間目安は、ハーフ2時間15分を目標でお願いいたします」「当コースはブラインドホールもあるため初心者やコンペなどが入りますと進行にハーフ3時間前後かかります」「前の組と1ホール以上開いた場合は注意を促しに行く場合もございます」
ここが重要なところです。基準になっているのはスコアではなく時間です。何打叩いたかではなく、前の組との間隔が空いていないかを見ています。
これは、不安を抱えている人にとってはむしろ良い知らせだと思います。「うまくなる」ことは今日明日ではできませんが、「遅れない」ことは初日からでもできるからです。走らなくても、ボールが飛ばなくても、次のような動き方をすれば間隔は空きません。
- 自分の番が来る前にクラブを決めて、すぐ打てる状態にしておく
- ボールが見つからないときは早めに切り上げる(探すのは3分まで)
- カートに戻る前にグリーン周りへ道具をまとめて置いておく
- スコアはカートの中で書く。グリーン上で立ち止まらない
逆に言うと、ひとつのショットに時間をかけすぎることのほうが、ミスショットそのものより迷惑になります。ここを取り違えていると、「当てなきゃ」と焦って余計に時間を使うことになります。
■ 「初心者は1組に1人まで」と書いているコースも実在した
2件目は奈良白鳳カンツリークラブ(奈良)です。こちらはもっと踏み込んで書いています。
「当コースはコースレート73.0となっており、初心者の方には少々難しいかもしれません。目安として1組につき初心者の方はお1人様でお願いしたいと思います」
実際にこのコースは、調べた中で最長の7,097ヤードでした。距離が長いぶんミスが出やすく、進行も遅れやすいという判断だと考えられます。
大切なのは、こういう記載があるコースを避ければよいということです。書いてあるということは、そのコースが実際に困っているということです。予約前に案内文を読んでおけば、少なくとも「行ってから気まずくなる」事態は避けられます。
■ 代わりに見る欄その1:コース高低差(フラットは27%だけ)
ここからは、96%の「何も書いていないコース」をどう判断するかです。楽天GORAの各ゴルフ場ページには「コース情報」という欄があり、そこにコース高低差という項目があります。48施設を集計するとこうなりました。
| コース高低差の表記 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 適度なアップダウン | 30件 | 63% |
| フラット | 13件 | 27% |
| 山岳 | 5件 | 10% |
フラットなコースは27%しかありません。多数派ではないので、意識して探さないと当たりません。
高低差が小さいことは、初心者にとって二重に効きます。ひとつは打つときに足元が傾かないこと。もうひとつは打った球が見えやすく、探す時間が減ることです。前の項目で見たとおり、球探しは進行が遅れる最大の原因です。つまりフラットなコースを選ぶことは、そのまま「遅れにくさ」に直結します。
■ 代わりに見る欄その2:距離(18ホールで5,518〜7,097ヤード)
同じ欄に距離も載っています。18ホールの33施設で集計すると、最短5,518ヤード、中央値6,630ヤード、最長7,097ヤードでした。1,500ヤード以上の幅があります。
短いコースを選べば、1打あたりの負担が減り、結果として打数も時間も抑えられます。目安として6,300ヤードを下回るコースなら、はじめての方でも間隔を空けずに回りやすくなります。
ひとつ注意があります。27ホールや36ホールのコースは、この距離欄に全ホールの合計が入ります。今回の集計でも、36ホールのコースは13,000ヤード超、45ホールでは17,490ヤードと表示されていました。数字だけを比べると誤解するので、必ずホール数とセットで見てください。
■ 代わりに見る欄その3:練習場(79%はあり)
3つめは付帯施設の欄にある練習場です。48施設のうち38施設(79%)に練習場があり、10施設(21%)にはありませんでした。
スタート前に何球か打てるかどうかは、初日の心理面でかなり違います。まったく振らないまま1番ティーに立つのと、10球でも当ててから立つのとでは、落ち着きが変わります。練習場の欄には「40Y 8打席」のように規模も書かれているので、そこまで見ておくと当日の想像がつきやすくなります。
■ 予約前に見る順番
- 案内文に初心者の記載がないか——あれば内容を確認する。制限を書いているコースは避ける
- コース高低差が「フラット」か——球が見つけやすく、遅れにくい
- 距離が6,300ヤードを下回るか——必ずホール数とセットで確認する
- 練習場があるか——朝に何球か打てると落ち着く
- 時間帯を選ぶ——後ろの組が少ない時間なら、追われる感覚そのものが減ります
条件を絞って探すなら、各ゴルフ場のページでコース情報と料金を確認できます。
別の予約サイトの条件検索とあわせて見たい場合はこちらもどうぞ。
はじめての方は初心者のゴルフ場の選び方、料金の目安はゴルフ場の料金相場ガイドもあわせてご覧ください。ひとりで予約する場合の流れは一人ゴルフのはじめ方にまとめています。プラン名の読み方はゴルフ場のプラン名の読み方で解説しています。
■ この記事の調べ方
- 標本サイズ:48施設(うち距離の集計は18ホールの33施設)
- 範囲:埼玉県・千葉県・神奈川県・静岡県・京都府・兵庫県・福岡県・奈良県の各一覧ページ1ページ目から先頭6施設ずつ。各施設ページの「コース情報」欄と案内文
引用した2施設の文章は、各ゴルフ場が自ら掲載しているものです。案内文もコース情報も更新されるため、現在は内容が変わっている場合があります。予約の際は必ず各ゴルフ場のページで最新の記載をご確認ください。
当日どのくらい時間がかかるのかは「ゴルフのラウンドは何時間かかる?」で、48施設の案内文をもとに計算しています。
ご予約前にご確認ください。プランの内容・料金・空き状況は各ゴルフ場の予約ページが最新です。
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はじめての方は「初心者のゴルフ場の選び方」もあわせてご覧ください。
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